- ITEM
- ITEM
- ITEM
- ITEM
- ITEM
- ITEM
- ITEM
- ITEM
- ITEM
- ITEM
- ITEM
- ITEM
- ITEM
- ITEM
平素より弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
現在、弊社の商品は【弊社公式ウェブサイト】のみで販売を行っております。
他のウェブサイト等において販売されている場合がございますが、これらは弊社とは一切関係がございません。
品質保証やアフターサービスに関するご不明点につきましては、必ず公式ウェブサイトをご確認の上、ご購入いただきますようお願い申し上げます。
また、長年にわたりご愛用いただいておりますルームシャンプーにつきまして、現在約200台の在庫を有しておりますが、在庫が完売次第、販売を終了する予定です。
さらに、修理用の部品在庫も限られており、在庫がなくなり次第、修理サービスも終了いたします。
この決定に至った背景には、製造を委託していた中国工場での安定供給が困難となったことがございます。
日本国内での製造切り替えを検討いたしましたが、莫大な資金が必要となることから、経営判断として販売および修理の提供を終了することを決定いたしました。
長年にわたりご愛用いただいたお客様には心より感謝申し上げますとともに、販売および修理終了によりご不便をおかけすることを深くお詫び申し上げます。
今後のサポートに関しましては、在庫および修理用部品が尽きるまで対応させていただきますので、ご不明点やご質問がございましたら、お問い合わせ窓口までご連絡ください。
なお、本件に関する取材・インタビュー等の対応は行っておりませんので、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
今後とも弊社製品をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
大学でもやっぱり空手ばかりで勉強せず、空手で海外に行きたいという妄想がなんと現実に。
ハワイ大学非常勤講師として空手指導員の仕事でハワイへ行くことになります。
そこでも日本の家族に書くエアメールは馬鹿丸出しで両親はあきれていたそうです。
その手紙は亡くなった父親が大切に取ってくれていて、それを今読み返してみると、目の前にその男(私)がいたら殴ってやりたいくらいどうしようもない人間でした。
空手指導員だけには収まらず、ハワイでビジネスをして大失敗し、友人にお金を借りたもののすぐに底をつきスーパーマーケットの試食コーナーで食べていたら警備員に蹴られ、魚を釣って食べたりして、結局三年目にヨレヨレになり帰国した私を見た父のあきれ顔が忘れられません。
人に会うたびに、「うちの克義をどうにかしてやってくれんね?」と真顔で言ってました。
会社員となり、結婚して子供もできました。
ようやくおとなしくなった?と思ったらまた脱サラして大失敗。
息子が5歳のときに「おとうさん画用紙買うけん50円ちょうだい。」と言われたとき、私のポケットには25円しかなかったのです。
そのとき私は人生で一番辛いと涙を流しましたが、そのことを知った私の父はもっと辛かっただろうと思います。
その父がガンになりました。
私がいつも心配かけすぎたのが原因ではないかと償いきれない罪悪感でいっぱいです。
入院している父はガンという病気の辛さと同じくらいに頭が洗えない状態であることが辛いと嘆いていました。
私ができたのは熱い濡れタオルで拭いてあげるくらいです。
そのまま父は亡くなってしまい、私は ゴメン、ゴメン、ゴメン、と言いながら泣き崩れました。
私は父に対して親孝行できたのだろうか。
それどころか気持ちの良い介護すらしてあげられなかった。
父を思い出す度に、もっとしっかり頭を洗ってあげられれば良かったと今でも心が痛みます。
ある日、友人の看護師に、病院では患者さんの頭をもっと洗ってやればいいのにと言ったら、大変なのでそんなことできるはずない!と言います。
「頭洗う機械ってないの?」
「ない。高いのしかない!」
父にしてあげることができなかったシャンプーが簡単にできるマシンを作ろう!
そう固く決意したのです。
親孝行はしてやれなかったけど、今からその事を成す!と。
そのバカ息子が作った手作り試作第1号機がこれです。
ものづくりが大好きな私は、失敗と改良を何百回も繰り返し、いろんな人に助けられながら、やっと納得のいく機器を完成させました。
それを福祉の展示会に出展するやいなや、全国のメディアから取材を受け、問い合わせが殺到したのです。
そこでは想像だにしなかったたくさんの声が―。
『私の娘は二人とも寝たきりで…』
『旦那は目の手術で半年洗髪してないんよ』
『ばあちゃんの寝床で洗えるやんこれ!』
『介護しとるヨメさんに買ってやろうかな』
必要としている人がやっぱりいた!!
それもたくさんの人たち。
私と同じような人が今すぐ欲しいと言っている。
神様って本当にいる。
大まじめに思いました。
なぜ、ルームシャンプーを作ったのか?
私にはしなければならない仕事がただ目の前にあったのです。
もはや私の使命以外のなにものでもありません。
身体が不自由なおばあちゃんの髪を洗ってあげることができる。
それだけで素晴らしいことじゃないですか。