2023/07/30
ノープロブレムの精神|ケンケン
NAME:ケンケン
ロサンゼルス出張初日この日はフリーで動こうと思い、ベニスビーチにやってきました。
なかやまきんに君で有名になったマッスルビーチがあるところですね。
「やーーーー!」
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/202205310067-spnavido
前回来たときは現地パートナーの引率でした。
今回はまずロスで一人で行動できるようになること、
町の雰囲気を肌で感じるのが目的です。
さらに仕事的なミッションとしては
道すがらでナンパしてガードナーベルトの体験会を即興でやること。
そしてそれを撮影し、広告動画を作り上げることをふわっとゴールに、無謀な挑戦をば。
英語?
まぁ俺ならなんとかなるでしょ の精神。
英語圏の展示会も何度か経験あるし、いけるいける♪
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.....惨敗ッ!
カメラと商品の大荷物でうろついてるだけで怪しいし
なーんにも伝わらない物乞いか何かと間違われり。
逆に大麻を売りつけられかけたり。
黒人ラッパーに囲まれてCDをごり渡しされたり。
はぁダメだったなぁ…まぁこれも経験や…
帰ろ。
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さて、傷心モードでトボトボとベニスビーチから歩いて離れます。
気づけば隣に同じ歩幅で歩く初老の女性が。
自然にこちらから話しかけて一緒に散歩しました。
ふんわりした雰囲気で人のよさそうなおばあちゃん。
グアテマラ出身で、スペイン語の先生をしているらしい。
「あなたはどんな仕事をしてるの?」
「んー、、、まぁビデオグラファーだよ!」
「じゃあハリウッドで成功を目指しているのね」
「そういうのじゃなくて、自社商品の紹介とかをしているよ」
「なんか分からないけど、sounds goodね」
みたいなふわふわ会話を続けること30分。
そろそろ次の予定が近くなってきたのでUberタクシーを呼ぼうとする。
「ちなみにおばあちゃんはどこ行くの?家近いの?」
「えーと、空港の先にあるいとこの家に住んでるんだけど、
スマホの充電切れたしお金も無くて困ってるの。」
・・・いやいやいやめちゃめちゃピンチやん。結構詰んでるやん。
「大丈夫?なんでそんな余裕なの?」
「まぁ、なんとかなるわよ。No problem.」
「No... You are "Yes Ploblem".」
「hahaha」
なぜかこっちが焦り始める始末。
ほおっておけず、ちょうど自分のホテルがそっち方面だから一緒に送ってあげることに。
エンジェルが現れた~♪としきりに喜んでいました。
このおばあちゃんはどういう思考、価値観なんだろう。
果たして用意周到で細かなミスに焦り不安になる自分の精神は正しいのか?
どんなことでもノープロブレムの精神で温かく柔軟に生きる
彼女の精神性の方が美しく、この世を生きやすいのではないか。
あれがダメ、これがダメ。
なんだかストレスを抱えがちな生き方をしている僕たちに何かを伝えようとしてくれたようなそんな気持ちになりました。
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今日の自分の挑戦は失敗だったかもしれない。
でも別に誰かに迷惑をかけたわけでもない。
文字通り No ploblem.自分ひとりの力のほどが分かったというだけのこと。
失敗ですらないかもしれない。
ノープロブレム。
モーマンタイ。
ありがとうおばあちゃん。
ハワイの時といい、なんかスパニッシュおばあちゃんと縁があるなぁ。
さぁ翌日は現地パートナー協力のもとで展示会です。
もろ手を振って頼りまくります。
俺は何もできない!
パッションだけある!
だから、Help me!